冠婚葬祭 六曜について
冠婚葬祭における六曜の扱いの現状について
六曜は室町時代に日本に伝わったとされますが、全国的に広がったのは江戸時代の事で、併せて吉凶を表すものとして知られるようになったと言われています。特に冠婚葬祭において、その意味合いが重視されて来た歴史があります。
一方で吉凶の根拠については明確なものが無い事から迷信と捉える向きも多く、若い世代を中心に重視の度合いは薄れる傾向にあります。
また七曜とは違って公的な管理が為されるものでも無く、斎場・式場の営業日についても嘗てほど六曜に合わせない傾向にあります。
その為、冠婚葬祭の期日において重視するか否かは式を開催する当人の意志と、参加者への配慮のバランスをどう取るかに掛っているというのが現状での在り方と言えます。
敢えて凶日に祭事を、吉日に葬儀を行う事で会場使用料において若干の割引を受けられるケースも多い事から、六曜を全く気にせずとも良い状況であればこれを逆手に取って敢えて当該する日を狙うという方法も考えられます。